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ワーケーションインタビュー【日本政策金融公庫】

インド人労働者増加に係る現状と課題について意見交換

日本政策金融公庫のみなさん

浦河町内で増加するインド人労働者とのコミュニケーションに係る現状と課題について日本政策金融公庫のみなさんと意見交換会を行いました。

 

技能実習生には日本語の壁が大きな問題


―(日本政策金融公庫)浦河町ではインドの方が増えているようですが、受け入れる時に困ったことはありましたか?

(浦河町役場)言葉の問題がとても大きいです。インドの方は牧場の騎乗員として来ています。技能実習生ですので日本語が全くできないですし、英語も出来ない方も多いです。行政の書類や案内標識も読めない等課題があります。

母子支援も1つの大きな問題です。奥様と一緒に来ている方もいるので、出産前後のコミュニケーションが難しい現状があります。命に直結するので一刻も早く解決したい課題です。母子の場合は家にいて社会から孤立している事も考えられます。

 

―(日本政策金融公庫)孤立している母子に具体的なサポートはありますか?

(浦河町役場)ヒンディー語の通訳活動、生活支援をしている地域おこし協力隊 稲岡隊員がいます。困りごとがあると直接稲岡隊員に連絡がきます。内容は様々ですが母子のサポートはとても多いです。特に交通手段を持たない母子が多く通院や救急など困るようですが、この点も言葉の壁があり、110番や119番をしたがらないのは課題ですね。

 

―(日本政策金融公庫)稲岡隊員は着任後どのようにインドの方と連絡を取り始めたのですか?

(稲岡隊員)最初はスーパーの前でチラシ配りをしました。私はヒンディー語ができる事、困っていることがあれば力になる事をとにかく知ってもらわなくてはと思い。そのうち「子どもを幼稚園に入れたいけどどうしたらいいか?」と相談があり、サポートしました。それがきっかけとなり、口コミで私のことが広まった感じです。今では町内で連絡が取れないインド人はいないですね。みんな困りごとを抱えていたのだと思います。

 

―(日本政策金融公庫)町民との交流や、礼拝などの宗教面の問題はありますか?

(浦河町役場)礼拝用の寺院などは町内にはありません。ですが、それとは別に町民との交流の場は作っていきたいと考えています。地域のお祭りへ参加する機会は徐々に増えていて牧場主の方がチラシを作って周知してくれた事もありました。インドの方は賑やかな場が好きなので、積極的に参加しているようです。

町の中でも外国人が溶け込んできている実感がありますね。

 

 

浦河町は潜在的なファンが多い


―(浦河町役場)浦河町でのワーケーションを体験されていかがでしたか?

(日本政策金融公庫)実は来る前から、浦河町は潜在的なファンが多いと感じていました。というのも、「日高のサラブレッドは一度見ておくべきだよ」と何度も耳にしたことがあったんです。SNSでの発信や大きな宣伝がなくても認知している人がいるのだと思います。空港からの交通手段を整備すればもっと来てくれる人が増えるのではないかと思います。

 

―日本政策金融公庫のみなさん、ありがとうございました!